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集中力を高めたい人は、これをよめ!DaiGo『自分を操る超集中力』(かんき出版)

   集中力を如何にして身につけるべきか。集中力とは才能ではない。自動的に自然に物事に対して集中できるようにすれば本人の自覚とは関係なくどっぷり物事に嵌まって行動できるようになるのである。
 はー、やるきがでない。面倒だ。何をするのもいやだ。でもやらなきゃいけないことが多くある。あれもこれもしたい。でもな……。そんな考えに至ったこと、何回もあるのではないでしょうか。
 今回紹介するのは三回目の登場、DaiGo氏です。毎回D氏の紹介ばかりしていて悪いのですけれども、しかし彼の本は私と親和性が高く、納得させられるものも多い。加えて、読みやすいが故に頻繁に登場させてしまうのですよ。
 

 これこそがD氏の魅力のなせる技といえましょう。
 さて、皆さんは集中して何時間も勉強したり読書したりすることはお得意でしょうか。
 私は結構、この作業が苦手でして。やり始めるのにも時間がかかるし、やりだしたところで億劫になってしまい、ついついスマホやネットをみて、別のことに時間を費やしてしまうことが多かったりします。
 人の集中力が湧き出す泉は前頭葉にあるといいます。そして思考や感情を制御する力をウィルパワーというそうです。
意思力ということですね。
 ところが私たちが意思力という場合は自分で左右できる力のように考えがちです。
 

 D氏曰く、このウィルパワーは一日ごとに一定量しか存在していないために
我々は何か物事に時間をとられるたびにその量が減っていってしまうのです。
 それはちょっとしたこと、たとえば皿洗いだとか今日の服は何をきていこうとか、そういった些細な事々でも削られていってしまう。実に由々しき事態ですね。 
 

 D氏はコロンビア大学シーナ・アイエンガー教授の実験をあげて、こう結論づけておられます。世の中には多数の選択肢があるけれども、人々は多数の選択があればあるほど、悩み苦しみ、結局、どれも選べなくなってしまう。

人の脳はそれほど多くのことを結論付け、最終決断するまでに疲れ切ってしまうのだ。
すなわち人は「行動するから疲れるのではない。意思決定で疲れるのである」と。
 では一体どうすればこのような事態を防げるのでしょうか。そしてこの本の脊髄に当たる部分とは。
 ここでいつものように一言で要約してみましょう。
 
                   「やりたいことを習慣化せよ」

 となります。正に故事にいわれているように「習い、性となる」ですね。
 人のウィルパワーの量は決まっている。ということは、そのウィルパワーを使い切る前に自分が本当にしたいことをしなければいけない。
 だとしたらウィルパワーをなるべく使用しないようにすればいいのではないか、と考えればいいわけです。
 ウィルパワーを使わない=決定しなければよい、といえるでしょう。
 
 では決定しないとはどういったことか。 
 それが習慣化するということです。
 我々は朝起きたときに何をするでしょうか。だいたいの人が、便所へいったり、水を飲んだり、顔を洗ったり、シャワーを浴びたり、のどれかを行っているはずです。まさか、朝起きてこのどれもせずに急にジムへいったり仕事へいったりする人はいないでしょう。
 どれをするにせよ、そこに意思など介在していません。呼吸をするように自然に足が赴き、行動しているはずです。 そしてそういったことはウィルパワーの減少を招かないのであります。
 
 これさえ分かれば我々の集中力を保つ方法は習慣化にあるということが理解できますね。
 この本で書かれていることは、習慣化するための方法とウィルパワーの補充の仕方ということになります。
 気になった方は一読してみるとよいでしょう。

 

自分を操る超集中力

自分を操る超集中力

 

 漫画版もでております。

 

マンガでよくわかる 自分を操る超集中力

マンガでよくわかる 自分を操る超集中力

  • 作者: メンタリストDaiGo,【シナリオ・構成】今谷鉄柱事務所,【作画】新津タカヒト
  • 出版社/メーカー: かんき出版
  • 発売日: 2018/01/10
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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