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【感想】10000万時間も練習する必要なんてない!2019年版 これが自分の能力を伸ばすための手段、方法だ!『PEAK 最強の成長術』(ダイヤモンド社)を紹介する 

 いやはや、梅雨入りしはじめたということもあってジメジメした空気が漂い始めてる今日この頃、皆様はどうお過ごしですか。

 パッとしない天気ですね。

 こんなときは自分のことを鍛えて、梲の上がらない人生に変化を与えてみましょう!

 

 というわけで、本日紹介する本は『PEAK 最強の成長術』です。

 

 

 

 この本との出会い

 

 

 数年前に出た本ですが、私は時折パラパラとめくるようにしています。

 というのも、一年のうち何回か新しいことに挑戦したり、自分のやる気を奮起するためにこういった本を再読するというのはたいへん重要なことだからです。

 

 この中でも今回は私ズンダが気に入っている箇所を皆さんに紹介しましょう。

 

 メンタリストDaiGoのネタ本?

 

 

 ちなみに、メンタリストDaiGoさんのネタ本はたぶんこの本だと勝手に思っております。

 この本はいわゆる、科学的な実験による人間のやる気についての集成本で、その小見出しをみるとDaiGo氏のyoutubeの動画タイトルと似たようなものばかりがずらりと並んでおります。

 私がこの本を買ったのは今から二年ほど前でした。

 とある勉強に勤しんでいた私は、自分のあまりのできの悪さに嫌気がさし、救いを求めるようにこういった本を購入しては自分を慰めていたのです。

 しかし、どの本もいいことは書いてあるが、一冊だけ手元に置いておけば足りる本が欲しいと思っていました。その矢先にこの本が発売したのです。

 

 今年から頑張るぞ!と思ってもだめなあなたへ。

 

 

 閑話休題。我々人間は「今年はがんばるぞ!」とおもっていても、半年もすぎると怠けてきます。情けない話です。

 そんなときはこの本を読んでください。怠け癖のある人たちを覚醒させる本です。

 では、いったいどうすれば私たちは効率よく成長できるのでしょうか。能力を伸ばす方法を簡潔に紹介しましょう。

 

 成長するための基本

 

 

 誰でも成長できる科学的な方法に基づき様々なプロフェッショナルに質問することで組みあがった本、それが本書です。

 「負荷+休息=成長」が鉄則

 さて、アスリートの世界でいわれている練習法とは何か。

 それは「ピリオダイゼーション」というものです。

 重たいバーベルで筋力をつけようという訓練を思い浮かべてください。次のようになります。

  1. 鍛えたい筋肉や能力を選ぶ
  2. その筋肉または能力に負荷をかける
  3. 回復するまで休息を取って、体を適応させる。
  4. 1~3のプロセスを繰り返す。ただし、前回よりもやや強い負担をかけるここで大事なことは「負荷と休息」どちらが欠けても能力は伸びないという一事です。彼が調査した結果として世界で戦うアスリートたちの誰もが「苦労なくして得るものなし」とは考えてなかったそうです。   彼らはある作業に信じられないほど没頭し、それが終わると、疲労回復のために徹底的に休む、らしいのです。

  やはり一流になる人の傾向は「徹底的にやり、徹底的に休む」ということにあるといえましょう。 

 

 ストレスの効用 

  ハンス・セリエという学者がラットに対して動物実験をしていました。彼はたびたびストレスを与えていたのですが、ラットはそのたびに「副腎と免疫系」とが活発になることを発見します。

 この実験から人間もストレスを与えることで能力が伸びるということ判明します。

 ノーベル経済学賞を受賞したダニエル・カーネマン博士は

 人間の思考モードは「システム1」と「システム2」に別れると言っておられます。

 

 システム1 高速かつ自動的な思考モードで、本能と直感で物事を判断することが」多い。

 システム2 もっと思慮深くて分析的な思考モードで、頭をひねるなどの精神的な努力を要する。

 

 このシステム2の状態にあるときに我々の脳味噌は大きく学習能力をあげているらしいのです。

 

 「フロー」や「システム2」に入る方法

 

 

 ではどうやって「フロー」の状態や「システム2」の状態に我々は入ればいいのか。

 それは「ちょっとがんばれば手が届く範囲のことに挑戦する」ということです。

 これこそが挫折しないですみながらも、しかし自分への負荷として適切な水準の物事なのです。

 いくらかストレスを感じているとき、あなたは成長への第一歩を踏み出しているといってよいでしょう。

 

 このことはケーリ・マクゴニガル(『スタンフォードのストレスを力に変える教科書』)にも書いてあります。

 彼女によれば、ストレスが悪だと思わずに、ストレス=自分を高める力、と解釈すればよい。

 マインドセット=自分の限界という思い込み(キャロル・ドゥエック『毎度セット「やればできるの研究」』(草思社))を修正しろということです。

 そして、これこそ成長へのきっかけなんだと思いなおすことで、ストレスを楽しめる人へと生まれ変われるのです。

 

 一万時間の法則は正しくない。

 K・アンダーエリクソンによる反論

  アンダーエリクソン(『超一流になるのは才能か努力か』の著者)という人がいます。

彼は様々な分野における人間の能力の研究をしている人でした。

 私ズンダも、この人の『超一流になるのは才能か努力』という本を愛読しております。

 やはり自信がなくつらいときに読むようにしております。

 

 さて、あるとき彼は「人の能力は時間や年数によって比例していない」という事実に気づいてしまいました。

 ここからエリクソン「一万時間やればその分野のプロになれる」というマルコム・グラッドウェルという人が述べた一万時間の法則は間違いであるという結論を出します。

 

 凡人と一流との違いはなんだ?

 

 

 では、何が一流と凡人とを分けるのでしょうか。

 彼はベルリンの音楽大学に行き、生徒たちに「あなたがたが毎日何をして過ごしているのかを記録してください」と要求します。

 この結果驚くべきことがわかったのです。

 生徒たちの平均練習時間は五十時間でした。

 これは優秀な生徒も凡庸な生徒もかわりません。

 

 しかし、優秀な生徒にだけある特徴があることにエリクソンは気づいたのです。

 そしてこの調査を知識人やアスリートや芸術家に対して行っても同じような特徴

が出ました。

 

 それは優秀な人は「意図的な練習」をしているということでした。

 生理学的なデータと自己診断データから、優秀な人ほど「私は今回の練習でこの技術を身につける!」という意識をしながら練習していたというのです。

 ぼんやり何も考えずに練習したり、談笑しながら練習したりではいい成績は出なかったとのこと。

 徹底的に弱点を洗い出し、その部分を修正するために細かい調整をしながら、一点のみに集中して練習、勉強する。それこそが今の弱点を潰し、能力を上げる最効率な方法である、といいます。

 

 加えて、二時間以上の集中はプロもアマも変わらず人にはできない、ということもわかりました。

 たまに八時間から十時間ぐらいぶっつづけで勉強している人がいるようですが、よほどに特殊な人かもしくは非効率的な勉強をしているのかもしれませんね。

 ベストな時間割は

仕事、勉強は五十分から一時間半。

休憩は七分から二十分とのことです。

 

 どんなハウツウよりも大事なこと

 

  あなたの目的は何ですか?

 

 

  目的を決めましょう。あなたが今したいことは何なのでしょうか。それをノートや一枚の紙にかきだしてみてください。

 私だったら次の通りです。

 

  • 世界平和
  • 幸せな家庭をきずく
  • お金持ちになりたい
  • 痩せたい
  • ぐうたらしたい
  • 不労所得を得たい

 

 大変ひどい内容ですね(笑)

 

  何でもいいのです。書き終えたら、トイレの壁に貼るなり、机に張り付けたりしましょう。

 常に自分の人生をその目的を達成するためのものと切り替えるのです。

 こうして指針を決めることがあらゆるハウツウよりも大事だと著者達は述べています。

 そのうえで、迷ったり、悲しくなったり、うまくいかないときに『PEAK』に書いてある方法を参照し、挑戦するための道具として利用してみてください、と。

 

 今回の本はいかがでしたか?

 本書にはここで抜き書きした以外にも人生を豊かにするための方法がたくさんのっております。

 ぜひ手に取って、ご自身にあった成長法をつかってみてくださいね、ズンダでした。

 

 

 

PEAK PERFORMANCE 最強の成長術

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PEAK PERFORMANCE 最強の成長術

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