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【書評】17歳で世界一位になったウメハラダイゴというプロゲーマーとは何者か?  梅原大吾『勝負論 ウメハラの流儀』(小学館新書)【書評ネタバレ】



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本記事は次のようなことを知りたい方へおすすめです。

 

ウメハラダイゴという人物を知りたい人

・物事が上達するための方法を知りたい人

 
 

 

 最近、頓に聞くようになった言葉に
 e-sportsなるものがありますね。
 

 テレビゲームのプロプレイヤーたちによる競技のことを指します。
 彼らは元々ゲームが好きで、一日中ゲームをやっているような人たちだったのですが、インターネット社会の隆盛により大容量のデータを送受信できるようになった結果、なんとゲームのプロになってしまいます
 

 

 本人たちも「ただゲームをやっていただけなのにプロになれるのか」とさぞかしびっくりしたことでしょう。
 
 私自身も十年ほど前から格闘ゲームの配信を動画を通してみており、大会があるごとに実に面白いと思って楽しんでいた記憶があります。
 

 さて、今回紹介するのは格闘ゲームのプロゲーマーとして有名な梅原大吾が書き下ろした本『勝負論』です。


 六年ほど前の本になりますが、東京都がe-sportsの祭典を行うと宣言した今、再びこの本を採掘し、紹介する必要性はあると思いました。


 
 しかし、特に肩肘をはる必要性はありません。
 本の内容は自己啓発本や人生論といったものであったりもするからです。 
 何せ六年前はまだe-sportsの組織すら日本にはなかった時代ですから。

 

 

 17歳で世界一になる。

 

 

 

 梅原氏は17歳でストリートファイターゼロ3というゲームで世界一になってしまいます。

 この動画はいまだにYOUTUBE に残っており、若き日の梅原氏をみることができます。
 拍手喝采、梅原はすごいといわれるかと思いきや、そんなことはありませんでした。
 

 当時の心境を彼はこういいます。

 

 どうして、高校球児はインタビューを受けて、自分はそうではないのか。

 

 今もですがゲームに対する風当たりは厳しいものがあります。「ゲームなんかやっていてもおまえの将来のためになんてならないぞ」という批判を口にしたり耳にしたりした人は数多くいると思われます。 


 
 梅原の遍歴


 
 梅原氏はこのあとゲーム、麻雀、老人介護施設での労働を通して27歳の頃、ゲームセンターに帰ってきます。


 当時、彼がやっていたゲームは『ストリートファイター4』


 ここで梅原氏は何気なく参加した大会で優勝してしまいます。
 これが、やはり自分はゲームなのだ、という気持ちがでてきて、ゲームをまじめにやりだすことになるきっかけとなりました。 

 

 2010年、晴れてプロゲーマーになります。
 
 勝つってどういうことなんだろう?

 

  これに関してウメハラは次のようにまとめています。それは……

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