覚えたいことを一瞬で記憶できたら・・・・・・そんな悩みを抱えたあなたにおすすめした本があります。
田辺由香里『驚くほど頭がよくなる「瞬間記憶」練習帳』という本です。
記憶術を身につけよう!
人生を楽にする
記憶術とは暗記をたやすく行う術のことです。
私たちは小学生ぐらいから試験のために歴史用語や漢字、長じては英単語などを覚えさせられることが多い。
私ズンダもさっぱり覚えられなくて、嘆いていた記憶があります。
しかし、この記憶術を身につければ今までよりも簡単に、更に強記な力を身につけられる可能性があるのです。
記憶術の一つの例としてーイメージ法
中には一般に流布されたものもあります。
たとえば、「イメージ法」です。
ある単語を覚えようとしたときに何かしらかのイメージをつけることで、覚えやすくする方法です。
世界史で古代ギリシャを習った際、「ギリシャの七賢人」を習いませんでしたか?
アテナイの立法者ソロン
ミレトスの哲学者タレス
スパルタの民選長官奇論
プリエネの僭主ビアス
リンドスの僭主クレオブロス
ミュティレネの僭主ピッタコス
ケナイの農夫ミュソン
本書ではこれらの地名と人名とを次のように覚えます。
・アテナイ=アンテナ、ソロン=算盤
・ミレーがトスをしている、タレス→レタス・キロン=長い木、スパルタ=スパゲティ
・クレオブロス→ブロンズのクレオパトラ、プリエネ→プリクラの絵ね・ピッタコス→タコス、ミュティレネ→ミューがティを入れてね
・ミュソン→ミュージックソング、ケナイ→毛がないかつら
というように地名や人名を自分がそこからイメージできる他の名称や構図に当てはめ、頭の中にいれていくのです。
私はこうして記憶してみた
ちなみに、私ズンダは、クレオブロス=マリオに出てくるハンマーを投げてくる敵=凶暴=僭主というふうに覚えています。
更にクレオブロスが僭主を強いた「プリエネ」については、「プリティなエネルギー」と繋げました。
ここで地名と人名との暗記は完了しました。
「プリティなエネルギーをもったハンマーをなげつけてくるブロス」
↓
プリエネの僭主クレオブロス
どうですか?
こうすると、プリエネの僭主クレオブロスが身近な存在にかんじられませんか?
要するに、自分がすでに記憶していることと、新しく覚えたいことを繋げる。
それが記憶術なのです。
これが記憶術の一つの方法です。
どういう人が読むべきか
なぜ人は復習をしなくなるのか、しないのか
誰もが記憶については次のようなことを知っていると思います。
インパクト×復習回数
これはどの本を読んでもそう書いてあると思います。
そして、そんなことは常識なんですよね。
しかし、私たちはなかなか復習しない。
「復習は一度習ったことのお復習いだから簡単にできるはず。だから、やれ!」
ということは聞いたことがあるし、知ってもいる。
でも、私たちはついついサボってしまう。
この理由としては以下が考えられます。
①忙しくて、つい忘れてしまう
②復習したが、覚えられなかった
私ズンダが思うに、意外に②のせいなのではないでしょうか。
私たちは幼い頃から復習の大切さを説かれますが、その復習に見合った結果がでないせいで、復習に価値を見いだせないのではないでしょうか。
学習性無気力症候群になってしまってはいませんか。
学習性無気力とは「何度やっても、いい結果が得られないと、人はそれをやらなくなる」という症状のことです。
おそらく、復習が嫌いな人は復習をしても試験で良い点がとれなかった経験があるのかもしれません。
なぜ今回【記憶術】の本を紹介しているかといえば、先にも挙げた記憶の仕方を思い出しましょう。
インパクト×復習回数
この【インパクト】の部分を【記憶術】で強化してしまえば、【復習回数】を少なくしても暗記できるから、なのです。
これは何らかの理由で復習を疎んじる人々にとって朗報ではないでしょうか。
そんなに復習が嫌なのであれば最初の一回でほぼ完璧に覚えてしまえば良いのです。
回数を重ねて足らない記憶力を補う必要などありません。
最初の【インパクト】が強ければ、回数は少なくても頭に残るのです!
実際、私ズンダも今から十年ほど前に記憶術に触れたおかげで、飛躍的に記憶力が向上し、嫌いな英単語も二回程度復習すれば覚えられるようになりました。
受験生の方や資格試験などを勉強しておられる方々はぜひこういった本をお読みになって、勉強を楽にしていってもらいたいとおもいます。
では、またお会いしましょう。
ズンダでした。
ちなみに、なのですが、田辺氏には「記憶術」の全体像を解説した本があります。
はっきりいってしまうと今回紹介した『「瞬間記憶」練習帳』より先にこちらの本を読んだ方が良いです。
というのも、『練習帳』は記憶術についての定見がないと取っつきにくいからです。
教科書を習わないうちから、とつぜん問題集を解いてもわかりにくいですよね。
それと同じで、この二冊の本はセットで読むべきです。
↓ただし、私は青木氏の本のほうが上記の本よりは入りやすいと思っています。
この辺はお好みでいいかと。
どちらを読むにせよ、最終的には『記憶術』を身につけるための訓練をしなければならないことはいっておくべきでしょう。
しかし、この訓練をすれば、これから先、記憶しなければならない場面に遭遇しても今までよりも物事が簡単に捗るようになることは間違いありません。
本書を読んで、皆様の人生が豊かになることを祈念しております。
↓下記の本はアメリカンチャンピオンが書いた本。
カラーや絵図が豊富で読んでいて面白いが、覚え方が英語基準なので日本人にとって役に立たない。
ただし、記憶術の全貌を見渡すにはその読みやすさからすすめられる。
↓記憶術を身につけ、大会で優勝した人間の自伝。テクニックもそうだが、その道筋が面白い。
「記憶術を身につけるとこんなことができるのか!おもしろそう!」と好奇心をかき立てられるような本である。
本記事を読んでも「記憶術」に興味が湧かない人はよんでみるといいかも。