2012-03-15 15:02:45
テーマ:ブログ
デパートへ行くと、高校を卒業したてと思われる三人の男子がとばくち付近の上っ張りをみて、はしゃいでいた。
それがバーバリというブランドに惹かれ、バーバリの洋服を舌舐めずりしながら見ているというのがたまらなくかわいらしい。
固よりブラックレーベルのほうは二十代中盤から三十代のはずで、彼らの年にはまだまだ早く、もし、十代でブラックレーベルを着れば稍やオジサンっぽくみられてしまうだろうというのに、そんなことは些かも考えずに若々しさが服の見た目を押し切って、寄せ付けないのは羨ましいし、微笑ましい。
何より春が、三寒四温でありながらも、徐々に近づいてきて、ぽかぽかしはじめて、途上が明るくなってきたこともある。sumsurというやつで、何かしはじめるときのまだ何も得られてはいないが、しかし何か得られるかもしれない瞬間を想像したときの喜びが暄かな日差しと共に町中を包んでいて、ここ一円が開けたての石鹸のような匂がする。