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読書好きな弱者男性の管理人ズンダが古典、小説、批評文、経済、実用書、ガジェット、ゲームを中心に紹介するブログです。ご覧ください。Amazonのアソシエイトとして、当メディアは適格販売により収入を得ています。

【要約】三宅香帆『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』(集英社新書)を批判的に紹介する!【感想】

なぜ働いていると本が読めなくなるのか、この問いから発せられるこたえは何もむずかしくない。時間がなくて忙しければ本などよめないのは当たり前だからである。そこで三宅氏はある考えをもちいた理由を思いついた。

【読書感想文】千葉雅也『センスの哲学』(文藝春秋)を紹介する!!

千葉雅也によるセンス論。このセンス論は藝術が人生そのものであることを教えてくれる

【読書感想文】うさんくさい「啓発」の言葉 人”財”って誰のことですか?

https://publications.asahi.com/product/24772.html ※後に追記します。 企業や国、自己啓発本に染まった人間たちが語る不可思議な造語、「人財、メイト、人罪、人在、高度プロフェッショナル制度」といった怪しげな言葉の数々、これらを『「啓発」の言葉』…

【簡単に学べて、役に立つ!】船木亨『倫理学原論 ――直感的善悪と学問の憂鬱なすれちがい』(ちくま新書)を紹介する!

倫理学は実際に役に立つ学問でなくてよいのだろうか?ただ議論してそれで終わりでいいのか?そして議論する人々は一部の学歴が高く、学問的な体型を背負った人間であることが正解なのだろうか?

【新書紹介】山本圭『嫉妬論 民主社会に渦巻く情念を解剖する』を紹介する!!!

政治を嫉妬の観点からみるとはどういうことか?人々はなぜ嫉妬してしまうのか。それは民主主義にどう影響してしまうのか

【読書感想】応用性のある哲学 『信頼と裏切りの哲学』を紹介する!!

私たちはどうして人を信頼し、人を裏切るのかそれを哲学的に考察した本である。

【100分de名著】朱 喜哲 リチャード・ローティ『偶然性・アイロニー・連帯』を紹介する!【感想文】

ローティについて書かれた『偶然性・アイロニー・連帯』を朱喜哲が紹介した本。非常にわかりやすく誰でも読める。

私たちはどのようにして学習しているのか?福島真人『学習の生態学』(筑摩書房)を紹介する!

暗黙知や学習の仕方が、その暗黙知後のブルデューなどの研究

【要約】難しい勉強とはどのようなものか?千葉雅也『勉強の哲学』を紹介する

千葉雅也による勉強の哲学。 Twitter分析としてもやくにたつ。

【朝日新聞】「エビデンス」がないと駄目ですか?村上靖彦『客観性の落とし穴』(ちくまプリマー新書)を紹介する!

エビデンス、数字にもとづいて人々は支配され、人を数字でしかみない非情な人間になりさがってしまう。朝日新聞紙上でインタビューを受け、Twitter上で騒ぎになった村上靖彦氏の『客観性の落とし穴』を紹介する

実践的な民主主義、理想の政治のありかた「ファンダム」を知りたい方へ!宇野重規『実験の民主主義』(中公新書)を紹介する! 

ファンダムとは何か?民主主義はどうすればうまく機能するのか? トクヴィルを現代的にアップデートしてみよう!

訂正する力:哲学者・東浩紀氏の本が解き明かす

東浩紀の『訂正する力』(朝日信組)はSNSを頻繁に使う私たちにとって重要な書物である。政治家、官僚、知識人たちへの幻滅。私たちはどう乗り越えられるか?

岩波新書『江戸漢詩の情景』にある《頼山陽(らいさんよう)との造語「山紫水明(さんしすいめい」と謎の四字熟語「水紫山明(すいしさんめい」とについて調べてみた!》

『江戸漢詩の情景』は良い本である。この本の一節から私は興味をもって、とあることをしらべてみた。

【映画化】LGBTQだけが注目される「社会正義」は正しいか?朝井リョウ『正欲』(新潮文庫)の感想【考察・ネタバレ】

映画化してます 皆さん、こんにちは。 ズンダです。 今回紹介する本は朝井リョウ『正欲』(新潮文庫)です。 朝井氏といえば当ブログで以前紹介した、『何者』ですが、今回の本も楽しませて頂きました。 映画化も決定しており、十月ぐらいに公開予定なのそう…

【感想】障害ある人間はいきづらい、宇佐見りん『推し燃ゆ』(河出文庫)

皆さん、こんにちは。ズンダです。 今回は久々に小説を読んだのでその読書感想文です。 宇佐見りん氏の『推し、燃ゆ』(河出文庫)です。 私ズンダ、大学をでて以降は小説をあまりよまなくなっていたのですが、近頃、ちょっとだけ文学熱が上がっており、楽し…

『ネット右翼になった父』という不幸なる書物について紹介する!

ネット右翼になった父親への憎悪に満ちた追悼文が数年前に発表された。しかし、その後、父はネット右翼ではなかったことが判明する。父を研究することで明らかになった【事実】とは?

信頼できなくなってしまった専門家について考えるための一冊!『「専門家」とは何か?』を紹介する

専門家やプロと私たちはどうつきあっていけばいいのか。専門家自身が考える、専門家の立場、役割、性質。

「○○じゃ!」といった老人語はどこからきたのか?『ヴァーチャル日本語 役割後の謎』を紹介する

役割語は何のためにあるか?どうして、老人は老人語を、お嬢様はお嬢様言葉をつかうのか。その謎に迫った重要な本である。

『人間の条件』 で、ハンナ・アーレントは何をいっているのか?

私たちは政治を語る言葉も秩序もうしなってしまった。アトミズムとなった我々はどうすれば共通の言葉をとりもどせるのだろうか。何故人間から共通世界が消えたのかをアーレントがさぐる

チャールズ ・テイラー  『ほんもの」という倫理』の感想

荒れ狂うばかりの現代文明批判、また徹底した個人主義や相対主義、《ほんもの》をとりもどすために

【東大生】が《教育格差》について学んだ結果、次のようになった!

東大生は親に恵まれている。常識になりつつある。その東大生たちは親に恵まれなかった人々に対して何を学ぶべきなのか?を論じた本。扇情的なタイトルではあるが、中身もしっかりしている。

ズンダブログ、管理人から読者の皆様へのご報告。

皆さんお久しぶりです、ズンダです。 最近、私ズンダはTwitterの読書垢(@zundanobook、です。ぜひ、フォローしてください)をつくっており、そこに本の感想を書くようになっていました。 本ブログを楽しみにしていた方々には申し訳ない。 ただ、私ズンダも…

才能がないから諦めることは悪いことか? 為末大『諦める力』を紹介する!

諦めることから始まる何かがあるはず

HSPの特長や診断を謳う人たちには気をつけろ!『HSPブームの功罪を問う』を紹介する!!

HSPはそんなに騒ぐことなのだろうか? 心理学の用語は適当に使われ、そして猾知の手により商売の道具に堕す。

【健常者との大きな違い】大人も子供も発達障害(ADHD・ASD)の人には世界がどうみえているのだろうか?井手 正和『発達障害の人には世界はどう見えるのか』を紹介する!

発達障害の人たちは世界をどのようにみているのか。健常者との違いをみることで、彼らへの共感をうみだすことはできるはずだ。

アメリカのキャンセルカルチャーの問題点と例。グレッグ・ルキアノフ、ジョナサン・ハイト『傷つきやすいアメリカの大学生たち』を紹介する!

アメリカの大学生は弱くなった。親や先生による甘やかし教育のせいである。 これらの「安全イズム」とよばれる思想は意見のことなるものとをキャンセルするというカルチャーへとつながっている。

陰謀論に人はなぜはまってしまうのか?秦正樹 『陰謀論 民主主義を揺るがすメカニズム』を紹介する!

いったい何が本当で何が間違いなのか。それを見抜くことは我々には可能なのか。結論として、私たちは物事を気軽にうけとるぐらいがちょうどいいのだ。

マスク生活が子供に与える悪影響の可能性とは?明和政子『マスク社会が危ない 子どもの発達に「毎日マスク」はどう影響するか? 』を紹介する!

皆さんこんにちは、ズンダです。 コロナもだいぶ落ち着いており、多くの人々はすでにコロナを怖いものだと歯考えなくなっているかもしれません。 私ズンダも何度かコロナについて触れてきたように、そこまでコロナを問題視していません。 しかしながら、マス…

ミニマリストは病気でも悲惨なものでもない!なぜ持ち物や服などを所有することをやめるのか?ミニマリストしぶ『手放す練習』を紹介する!

ミニマリズムに対してはいろいろな誤解や期待がある。それは自己啓発でも脱資本主義でもない。日常の生活を大事にするための方法である。

「無知の知」で有名なソクラテスはどんな人、思想だったのか?弟子であるクセノフォン『ソクラテスの思い出』を紹介する!

ソクラテスはソクラテスでも誰がかくかによってその像は異なる。今回はクセノフォンが彫刻したソクラテスが登板した。