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管理人の日誌 漫画『ランウェイで笑って』が面白かった件

 

 

どのくらい漫画を読んでいるのか

 

 というわけで、久々の管理人の日誌です。

 

私は、ここ五年ほど漫画を買うことはなくなっています。

 

どうしてかというと、レンタル屋で漫画を借りることができるから。

 

そういうわけで、月に十冊から二十冊ぐらいは平均して読んでいます。

 

 色々よんでいて思うのですが、だいたいどれを読んでも面白いです。

 

どれも楽しい。

 

そんな中でも最近はまったのがタイトルにある週刊少年マガジンで連載中の『ランウェイで笑って』です。

 

ランウェイで笑って(1) (週刊少年マガジンコミックス)

ランウェイで笑って(1) (週刊少年マガジンコミックス)

 

 

 

ランウェイで笑って(1) (講談社コミックス)

ランウェイで笑って(1) (講談社コミックス)

 

 

  ファッション漫画『ランウェイで笑って』とは?

 

 主人公はモデルの女の子、藤戸千雪・・・ではなく、この子と一緒の高校にかよっていた都村育人です。

 

 彼は貧乏な家に長男としてうまれ、妹たちのために手作りの洋服をつくっていました。

 それゆえ、洋服に興味をもちデザイナーになりたいという夢をもっており、パリコレモデルになりたいという千雪に背中をおされ、デザイナーになる決意をします。

 

 デザイナーを目指す主人公とモデルを目指すヒロインの悪戦苦闘を描いた物語です。

 

 タイトルの意味

 

 主人公の育人が千雪のために服をつくり、彼女をパリコレの舞台に立たせるというのがこの作品の本筋です。

 

 『ランウェイで笑って』の意味は彼が千雪をパリコレモデルとして起用し、彼女の夢を叶える、ということなのだとおもいます。

 

 ヒロインの千雪がもつ最大の欠点

 

 彼女はパリコレに出たいと望んでいます。

 顔もかわいいし、スタイルもよく、モデルとしての技量も高い

  

 しかし、そんな彼女には唯一の欠点がありました。

 

 身長が158センチしかなかったのです。

 

 通常モデルは160代後半でもかなり厳しく、一流のモデルともなると170、180代ほど身長が必要だといわれています。

 

 彼女は身長さえのぞけば一流モデルになるだけの資質を秘めた存在なのですが、この「身長」こそが最も欠かせない要素のためにパリコレどころか日本ですらまともに相手にされない始末。

 

 もちろん、劇中において、彼女の努力や頑張りによって活躍の幅は広がっていきます。

 ですが、パリコレともなると難しいのは誰も否定ができません。

 

 都村育人が有名デザイナーになることで既成概念を打ち砕く

 

 物語が進んでいくと、主人公はどんどん出世していきます。

 多くの人が初期の段階から彼の「パターナー」(=デザイナーが考え出した洋服の構想を正確に酌み取り、形作る作業をする人のこと)としての才能に気づきます。

 

 デザイナーの意図に誰よりも早く、深く気づくことができ、裁縫の技術も一度見ただけですぐに再現できるほどに能力が高いのです。

 

 残念ながら今のところ、デザイナーとしての腕は低めなのですが、彼は一流ブランドで働いているうちに「モード」の概念を習うことで、主流となっている固定概念を払うことを思いつきます。

 

 「モード」=見たことがない世界

 

 洋服における「モード」とは今まで誰もがみたことがない新しい洋服の形を指します。

 ですから、洋服のコレクションを見た際に「誰がこんな服を着るんだよ」と思ったことがある人は多いでしょう。

 

 しかし、それこそが「モード」なのです。

 

 たとえば、以前も取り上げましたが、ロゴやタグを露骨に服一面に書いたり貼り付けたりしている洋服がここ二三年ほどはやっていますね

 

 けれども、流行る前に、ロゴを主張した服などはおかしいだとおもった人たちは多いはずです。

 

 実際わたしは五年ほど前にタグ付きの服を着ていたのですが、周りの人に「なんでタグをつけっぱなしなの?」と頻繁にいわれました。

 

 ところが今となってはそういうのが普通になってしまっています。

 

 このあたり、有名な映画『プラダを着た悪魔』でも、そういうやりとりがありますね。

 

 主人公はコレクションの格好をヘンテコな服だと嗤うのですが、務めているファッション雑誌の編集長に「お前が今きている服は、もともとコレクションで発表された服が流れ流れてたどりついた服だ」と説明され、ぐうの音も出なくなる場面です。

 

 

 結局、最初はおかしいと感じても、慣れてくれば何もおかしくは感じなくなってしまう。

 

 それが我々の感覚なのです。

 

 

 モデルに求められている要素を「モード」で壊せるか

 この主人公が壊したいものとは何か?

 

 それが千雪を縛っている「身長」なのでしょう。

 

 モデルとしては低い身長。

 

 しかし、身長が低い人間でも洋服を格好良く着られるのならば、つまり、今までの「モード」を新しい「モード」で塗り替えることができれば、彼女の背の低さは問題ではなくなる。

 

 彼女はパリコレに立てる!

 

 そういう話になっていきます。

 

 1月からのアニメ化が決まった『ランウェイで笑って』

 

 アニメ化も来月から放送されるということで大変たのしみですね。

 この漫画はファッション好きな人だけでなく、一般の方々にもおすすめできます。

 少年漫画としての「熱さ」があり、各話毎におもしろい要素がちりばめられ、目が離せない作品になっています。

 

 たいへんに良い読書ができると思います。

 

 では、今回はこの辺で、ズンダでした。

 

 もしよかったら、読者登録&ブックマークをおねがいします。

 

 

 

ランウェイで笑って コミック 1-11巻セット

ランウェイで笑って コミック 1-11巻セット

  • 作者: 
  • 発売日: 2019/07/17
  • メディア: コミック