はい、どうもズンダです。
今回も、スプラトゥーン2について新発見があったので、書いていこうかとおもいます。
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④連敗モードの後に強い味方がやってきて連勝できる
— Zunda (@Zunda33788057) October 22, 2019
⑤結局、自分の力なんて関係ないじゃんという無力感
⑥DV彼氏と付き合っている気持ちになる。暴力をふるってくるけど、そのあと優しくしてくれるから、「好き」になっちゃう。
総論 スプラ2君のこと 「好き」
この書き込みはスプラトゥーン2に不満をもちながらも、どうしてはまり込んでしまうのかを説明したものです。
スプラトゥーン2は日本で300万本も売れた化物ソフトです。
名作です。面白い。度はまりします。
さすが、任天堂。こんな面白いゲームをつくれるなんて。
そう思います。
しかし、同時に「何で、俺を虐げるようなことするんだよ」と思うことが頻繁にあります。
いったい、それは何なのか?そして何故そんなことが起こるのか?
そしてこれから「スプラトゥーン3」を出すつもりなのであれば、直すべきことはなんなのかを、プレイヤーとして書いておきたいとおもいます。
このゲームで勝つために必要なこと
味方が弱くなるということの意味
実はこのゲーム、自分が連勝しはじめると、「連敗モード」といわれるものがはじまります。
この「連敗モード」に入ると、突然、自分以外の味方が弱くなり、敵チームに勝つことが難しくなってしまうのです。
あるいは、力量以前に、武器力が弱いという編制の問題があります。
どのゲームにもあるように、「強い武器」と「弱い武器」が存在しております。
これが「連敗モード」に入ると、「弱い武器」をもった味方と、「強い武器」を持った敵、とに分かれるようになっています。
酷いときになると、編制をみた瞬間に負けが分かるほどなので、「編制ゲー」ともいわれているのです。
結論として、腕前を上げるためには「弱い味方をキャリー(引っ張ること)して、敵を全員、ほぼ自分の力のみで倒せるだけの力量が必要ということになります。
強い人たちはなぜ強いといわれるのか
逆に言うと自分が他の味方三人分の力を出さないと、絶対に勝ちすすむことができないようになっているということなのです。
ですから、有名配信者=ものすごく強い人たちの放送をyoutubeでみてみると、彼らは平均「12~20キル」ぐらいしています。
このゲーム、私のような凡人がやると調子がよくて15キルほど。普通だと8キルぐらいです。
ところが、上手い人たちというのは平均が一桁を超えております。
これが彼らが強い理由だというのは明白でしょう。
当然ですが、キルを取れば取るほど、相手が「勝つための行動をする」ということができなくなります。
ということは端的に言えばキル数が増えれば増えるほど、相手に勝つことができるようになるといえるのです。
なぜ弱い凡人達はこのゲームで悩むのか
しかし、ですよ。
我々は凡人なわけです。有名配信者達のように才能にあふれ、莫大な時間をかけて、ゲームをすることなど普通一般の人にはできません。
となると、こういうことがいえます。
味方が弱いと、腕前を上げることができない
すなわち、凡人である我々は、「味方が強い」あるいは「味方が普通」であれば腕前を上げていけるのです。
ところが、このゲームは先ほども述べたように連勝をしはじめると「味方が弱い」しかこなくなります。
つまり、「凡人は永遠に腕前を上げられない」という構造になっているのです。
「じゃあ、もう諦めればいいじゃないか、お前は凡人なんだしさ」という声がきこえてきそうです。
が、ここにこのゲームの開発者達が仕組んだ罠があります。
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なぜ人はDV男にはまってしまうのだろうか?
突如として凡人に優しくなるスプラトゥーン2というゲーム
「連敗モード」があると、私は書いてきました。
実はこのゲーム、もう一つ「モード」があります。
それは「連勝モード」です。
勝ちが続くと、負けのターンがくるように、負けのターンがくると勝ちのターンがくる。
そんなふうに設定されているのです。恰も三次関数のように波うっているのが、スプラトゥーンというゲームの特徴です。
ちなみに、先ほども書いたようにこの波に飲まれることなく、波乗りピカチュウ並に大波を自由自在に動き回っているのが「有名配信者」なのです。
つまり、彼らのことを波乗りピカチュウと渾名しても罪にはならないでしょう。
で、この「連勝モード」にはいると、自分がたいしたことをしてなくても、味方が勝手にゲームを進めてくれるようになります。
はっきりいって、自分がいなくても、勝てるだろ!と突っ込みたくなるぐらいオイル差したてのベルトコンベアーばりにすすんでいきます!
さあ、これで気分がよくなってきます。
「俺、もしかすると、うまくなったのかも?」なんて勘違いしちゃうでしょう。
しかし、そうは問屋が卸さない。
気がつけばあなたは断崖絶壁の手前にいます。
そう、船越英一郎に問い詰められる犯人犯のように、あなたの連勝は止まり、崖の下に突き落とされる一歩前にいるのです。
「連勝モード」(快感)→「連敗モード」(絶望)→「連勝モード」(快感)→「連敗モード」(絶望)….
この繰り返しです。
これにより、腹が立つはずなのにずっとこのゲームをやってしまうという矛盾した状態に追い込まれます。
さて、もうここまでいえばわかったでしょう。
この、現象、DV男が女性を捕まえておくやり方に似ていませんか?
下の記事を見て下さい。
この読売新聞の記事の執筆者、中村教授によると、DVをやる男は次のようにして女性を洗脳していくようです。
「友人や家族から孤立させる」
「お前は価値のないやつだと繰り返して言う」
「辱める行為、相手に自己非難を強いる」
これ、まさにスプラトゥーン2をやっているときの心境です。
あらゆる人間が自分の敵にみえるし、自分を批判しているように感じるし、自分は全く何の価値もなく、弱い人間であり、スプラトゥーン2をやっていても全然うまくならない。
下手くそのまんまの自分は、凡人以下の存在であり、この世界に生きている意味がない。
そういうところまで、たたき落とされていきます。
そして、たたき落とされたところで「連勝モード」がはじまり、自分を肯定してくれているような気持ちになるのです。
いったいどうしたらいいのか
正直な話、負けさせるシステム自体を捨て打つべきだとおもいます。
- 異常に弱い味方がこないようにする
- 武器編制をしっかりと対等になるようにする
最低限、このぐらいやってもらえるといいのですが、一向になおりませんね。
やはり、強制的に「負けさせる」システムがあるために、破棄できないのでしょうか。
実際、このゲームで中毒状態になる理由というのはDVと同じなのです。
それを考えると、もしシステムがまともになってしまった場合、私のような中毒患者は存在しなくなってしまうかもしれない。
そして、それはスプラトゥーンというゲームがつまらないゲームになってしまうことを意味しているわけで、解決作がうかびませんね。
そんなこんなで、スプラトゥーン2をプレイする日々は続くのでした。
DVから解放される日を願って。
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*1:ちなみにこの文章を書き終えたあと「スプラ DV」でしらべたら、二年ほど前に同じようなことを書き込んでいらっしゃる方を発見しました。みんな同じようなことをかんじてるんかなあ。