さて、スプラトゥーン2で知っておかねばならないことが多くあります。
その中でも、技術的なことは数多くの人間がyoutube上で動画をあげています。
よって、私ズンダが書いておきたいのは以下のことです。
「ガチマッチで勝つとはどういうことなのか?」
案外、このことについて触れている人間は少ないと思います。
その中でも、とりわけスプラトゥーン初心者の人に知っておいて欲しい深刻な現実があります。
「このゲームは弱い味方を強いあなたが助けて、勝たせてあげるゲーム」だということです。
コレは嘘でもなんでもありません。
事実です。
とにかく、自分と同じ水準の味方が常にきてくれるのであれば、勝つことで苦労はしません。
もし負けたとしても、「おしかったな~」という感想がくるようなデキにはなっています。
しかし、十試合に四回ほどは「明らかに弱い味方がいる」ゲームです。
もうこの弱さときたら、想像を絶するほどです。
上の記事でも述べましたが、スプラ2は五割マッチングといわれており、だいたい五割の勝敗に収まるように出来ています。
はっきりいうと、この五割マッチングはプレイヤーにとって心地のよいシステムではありません。
しかし,カン氏が「本当にこれは面白いのか」と調査してみたところ,プレイヤーの反応は予想と違っていた。あるゲームを30回プレイして,勝率50%の人に聞いてみたところ,「面白くなかった」「アンフェアだ」と回答する傾向にあったというのだ。一方,勝率75~80%のプレイヤーは,「非常に面白かった」「フェアなプレイ内容だった」と答えたという。実際にフェアかどうかと,プレイしている本人がどう感じるかには,ズレがあるのだ。
この例にもあるように、勝率が五割のゲームを面白いとおもっていません。
七割を越えてから、初めて愉快に感じ始めるのです。
よって、スプラ2をやっているとストレスが溜まるのはこの五割マッチングのせいだといっても過言ではありません。
失敗作だといえるでしょう。
しかしながら、スプラトゥーン2をやる以上はこの理不尽にたえなければなりません。
弱い味方の両親や兄姉になったつもりで、助けてあげなければいけないのです。
私もこのゲームをやりながら、常に絶望し、心悸が高まる理由はここにあります。
とにかく、「味方が弱い」のです。
本当に存在している実在の人間なのだろうか?
というぐらい弱い人が来ます。
私は以前、なぜ任天堂がこんなわけのわからないマッチングをしたのかと熟慮したことがあります。
答えとしては次の二つです。
①楽しいと子供が何時までもゲームをしてしまうので、理不尽なストレスを与えることでゲーム時間を抑制できるようにした。
②高齢化社会において、若者は老人を支えていかなければならない。高齢者の介護や癇癪につきあうためには寛容でなければならない。スプラトゥーン2というゲームを通して人格陶冶してもらいたかった。
どの説も十分にありえますね。
巨大企業は社会の要請に対して応える傾向にあります。
環境問題が人々の関心の的になれば、3Rを意識した製品を作るようになったのと同じです。
つまり、社会問題と企業とは無縁の関係ではないのです。
これはゲームでも同じでしょう。
香川県がゲームは一時間がのぞましという条例を出し、可決されました。
つまり、ゲームは一時間よりもやってしまうことはお勧めできないというわけです。
また、高齢者が増大している日本にとって、世代間の亀裂は甚だしい。
それらを考えると、スプラ2といういまだに売れ続けているゲームで、任天堂が何らかの対応をするのは当然といえましょう。
よって、初心者の方々はこういう理非曲直な仕様にもたえられるようにしなければなりません。
それゆえ、「強い武器をもち、強いステージを選ぶ」ことが大事なのです。
では、またお会いしましょう。
ズンダでした。