新書はもう少しお待ち下さい。
あと二日三日で発売するので。
さて、皆さんは服はお好きでしょうか。
私ズンダは好きです。
以前、記事でも書きましたが、私は若い頃は全然、服に興味がありませんでした。
そのせいで、後ろ指を指されるような行為に出くわしたことが幾度もありました。
それでも服なぞに誰が金をかけるか!などとおもっていたのです。
ところが、学生時代、始めてできた彼女に「洋服がださすぎる。一緒に歩きたくない」といわれ、あまりにショックで、泣くこと数ヶ月。起きることすら満足にできず、常に心臓は痛く、食事も喉に入らぬほどになりました。
半年ほどしてようやく落ち着いたのですが、その頃には私はすっかり女性への幻想などなくなっており、ブッダが述べたように「糞袋」と思うようになっていました。
女嫌いの発症です。
さて、そのあたりから、憂さ晴らしに、美術館に足繁く通うようになりました。
月に5~6回ぐらいはいったとおもいます。
色んな美術品をみていくうちに「こんな綺麗なものを自分のうちにも飾れたら、さぞかし、いい気分だろうなあ」と思うようになりました。
そのとき、昔の彼女にいわれた「服がダサい」というのを思い出し、軽い心痛が起こったことをおぼえております。
ここで化学反応がおこります。
洋服もよくみてみると、けっこう、美しいんじゃないか?と。
実際、ダサいといわれたことを気にしていた私は、その当時、仲良くしていた友人に連れられて、近所にある服屋へいき、洋服を買いました。
そうこうしているうちに、興が乗ってきて、マルイやパルコなどで服をかうようになります。
いわゆる、マルイファッションというやつです。
各地のマルイやパルコに必ず入っている似たり寄ったりのブランドが、フロア一杯に石畳のように敷き詰められていました。
当時の私にとって、すべての服が鮮烈な印象を以て、眼前に広がっていました。
しかし、それも一年ほどで飽きてしまい、次はドメスティックブランドといわれる日本人デザイナーが務めるブランドでの買い物がはじまります。
こうなると、少し値段が高くなってきます。
シャツやズボンなど二万円以上はします。
アウターに至っては四万から八万ほどします。
値段の表記をみて、当初は唖然としたものです。
ぼったくりではないのか?と思うことも何度となくありました。
が、人間というのは怖いものでなれてくると何ら違和感を覚えなくなってきます。
そうこうしているうちに、いつのまにかドメブラで買うことが当然になってきました。
それが数年間続いたある日のこと、私はとあるブランドの写真をみて、大変驚きます。
フェラガモの2015年、冬物です。
これに度肝を抜かれてしまいます。
こんなに華麗でありながら、着てみたいとおもった服はなかなかない・・・。
震撼したといってよいでしょう。
またファッションショーで流れるBGMもすばらしい。
鬱蒼とした森の中を人々が妖精にみられながら歩かせられているかのような舞台に夢見心地な気分になることまちがいありません。
ちなみに、動画をみつけたけれども、こんな音楽だったかなあ?
BGMが置き換えられることがあるのです。
※追記
下の動画が私が昔みたものです。
ということで、寝る時間がきてしまったので、次の回に続きます。
ちなみに、私もファッション動画をあげております。
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