今日もこんにちは。管理人のズンダです。
当ブログもズンダの個人的な関心から、食事術や健康系の記事が増えてきましたね。
右側のリンクから飛ぶことができますが。アクセスが多かったものをこの記事の最後にまとめておきました。読み終わったらどうぞ。
さて今回は奥田昌子『胃腸を最速で強くする』から胃腸をいかにして鉄筋性コンクリート並に増強していくかをみていきましょう。
奥田氏は京大医学研究科修了。内科医でその後、京大博士(医学)をとっておられます。
この本は、一章から二章までが胃腸の役割や構造について。
第三章から生活習慣やストレスで胃腸が壊れていく事実や現象を描いています。
私が注目したのは第五章「管をいたわる健康法」です。
この中でも、皆さんの役に立ちそうな話を摘要していきます。
胃腸を健康に強くするために意識するべき4つのポイント
1 歯をしっかり磨こう
歯周病や口内炎によって健康を損なうことはご存じでしょうか。以下に羅列します。
つまり、口から消化器官を通して歯周病菌が血管をかけまわり、あらゆるところへ蔓延して、病気を引き起こしてしまいます。
解決策:「丁寧な歯磨き」
しかし、実際、丁寧な歯磨きというのは意外に難しいものです。
近所の歯医者さんや大学病院などで歯の磨き方を教えてくれるはずなので、きいてみましょう。
また、三ヶ月~六ヶ月に一回は歯のクリーニングにいきましょう。
2 喫煙、飲酒が食道ガンのもとに
医療系の本を読むと必ず問題視されるアルコールやタバコ。今回も例に漏れず、病気の元凶です。
- タバコを吸ってない人と比べて、喫煙者は喉から気管に続く部分にがんが約21倍できやすくなり、口の中のがんの発症率も約5倍高くなります。
- 食道ガンの発症率も五倍です。
- 日本酒にして一日に2合以上、飲む人はのまない人と比べて食道がんが4.6倍多く発生します。ちなみにアルコール度数が上がるほど粘膜への刺激が強くなるので発がんの危険性があがることに注意します。
3 逆流性食道炎になる飲食と寝方
逆流性食道炎になる人の割合は1988年からの約二十年間で4.8倍に上がったとのこと。
理由としては
- ピロリ菌の感染率の低下
- 食生活の変化
- 内臓脂肪の増加
があげられています。
食生活の変化とは何でしょうか。
以下の逆流性食道炎で悩む方は以下の食事をとってはおられませんか?
- コーヒー、紅茶、チョコレート
- 唐辛子、ネギなどの刺激物
- 炭酸飲料
- 脂肪の多い肉や唐揚げ、洋菓子
脂肪を含む物が胃に入ってくると次の内容物がこないように胃の動きを抑えるホルモンが分泌されます。
食道と胃の境にある筋肉をゆるめる性質もあるために、胃酸が逆流しやすくなってしまうのです。
それゆえ、逆流性食道炎になってしまうのですね。
解決作
- それらの食事の量を少なくする
- 早食いをやめてしっかりと噛んでたべる
- タバコとアルコールも逆流性食道炎を招くのでやめる
- 有酸素運動を一日に30分。週に五日以上おこなう。内臓脂肪を減らすのが目的。内臓脂肪は臓器を圧迫し逆流をひきおこしやすくなる。
また意外なことに思われるかもしれませんが、枕や寝る向きなども重要です。
人は一日の三分の一を睡眠時間に使っているので馬鹿にできません。
・大きめの枕かクッションを使い頭だけではなく肩の下まで持ち上げる
・左側を下にして寝る
の二点が紹介されています。
私ズンダの個人的な体験談ですが、枕はオーダーでつくってもらうのが一番いいとおもいます。
その昔、眠るまで一時間以上かかっていましたが、枕をしっかり選んだら、十分ほどで眠れるようになりました。枕は大事です。
お値段は素材によりますが一万円から二万円ほどです。
ちなみにマットレスも大事です。私は二年に一度は交換しています。
左下で眠るということについては個人差もあるらしく、無理をしないで寝やすい方向でいいとのことです。
4 胃に優しい食事と優しくない食事
攪拌が楽で胃からスムーズにでていくたべものが胃に優しい食事です。
- 胃の調子が悪いとき、キノコや野菜は食物繊維を含みすぎていて消化しにくいので注意
- 牛乳は脂肪が胃酸の分泌をうながすので低脂肪か無脂肪のものにする。
- 魚は生、煮魚と蒸し魚、干し魚の順で消化しやすい。
- 卵は半熟が最も消化しやすい
便秘対策に食物繊維は気をつけろ!
食物繊維には二種類あります
- 水溶性食物繊維=便を柔らかくする
例:海藻、キノコ、オクラ、山芋、こんにゃく、ゴボウ、納豆
- 不溶性食物繊維胃=便の量を増やして腸を刺激し、蠕動運動を高める
例:穀物、野菜、豆、キノコ、海藻
というわけで、これらの食材を食べるときは自分の体調や性質がどのようなものなのかを鑑みる必要があります。
下痢がちな人であれば水溶性食物繊維をとりすぎであったり、あるいは控えることで下痢を抑えることができます。
便秘がちな人であれば水溶性食物繊維をとることで、便をやわらかくし、通じをよくできます。
逆に不溶性食物繊維をとっても、便はでずに腹痛に襲われ厳しくなるかもしれません。
例にあげたように、キノコや海藻は水溶性と不溶性のどちらも入っているため、摂取の仕方が難しいと思いますね。
腸内環境にヨーグルトって価値ある?
過敏性腸症候群などでヨーグルトを食べることで症状が改善した、という話をよくききます。
奥田氏はその効果を疑問視しておられます。
腸内細菌は数百兆個います。
市販で売られているヨーグルト四百グラム入りのものを丸ごと食べても、善玉菌は約四十億個しか増えない。
これは腸内細菌全体の0・004%以下にすぎず、腸内細菌を変えるには足りないというのです。
その善玉菌は二日から一週間で体から追い出されてしまいます。
果たして、ヨーグルトにそれだけの価値があるかどうか。
私ズンダの経験談から申しますと、ヨーグルトは発酵食品なので、腹がごろごろし、運動が激しくなるだけで、苦しくなってもよくなった経験はないんですよね。
またヨーグルトは種類が色々あり、自分に適したものをみつけるのが面倒です。
ですから、私はヨーグルトは殆ど食べていません。
これに限らず、キムチも好きではありますが、腹のことを考えると望ましくはないのかなと。
刺激物なので粘膜を傷つけ、ガンを発症させる確率が高まるとされていますしね。
むしろ、こういう錠剤で腸内細菌を増やした方が得なのでは?とおもってます。
奥田氏がすすめておられるのは食物繊維をとることです。
そもそも、腸内細菌自体は食物繊維を餌として増加することがわかっています。
わざわざヨーグルトなどに頼らずとも十分効果があるわけです。
終わりに
さて、今回も医療系の本から、皆さんが実行しやすく、取り入れやすいものを摘まんで、紹介してみました。
私が過敏性腸症候群であることは前回の記事でも申し上げましたが、近頃思うには、運動と食事がもっともこの症状を緩和するにあたり最適なのではないかとおもっています。
特に紹介したいと思っているのは
高FOODと低FOODという考え方です。
また日を改めて紹介します。
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では、また。