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【感想 紹介】健康診断で我々が受けなければいけない検査を紹介!『医者が教える食事術2』(ダイヤモンド社) ガンを早期発見しよう!

 

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イラスト屋

 

 『医者が教える食事術2』の後編です。

↓は前編、中編です。読んでおられない方はぜひ。

zunnda.hatenablog.com

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 この記事では牧田氏が勧めておられる人間ドックの受け方を紹介します。
 
 何の気なしに受けている健康診断ですが、我々は何を目的として受けているのでしょうか。
 
 勿論、健康で長生きするためですね。
 ガンのような病気に罹ってしまえば死んでしまうかもしれないし、痛い思いをしながら延命治療を受け続けるはめになるかもしれない。
 
 そんな状態にならないように毎年、検診を受けるわけです。

 

 牧田氏は自分がどんなに良好な食事法をすすめても、絶対に病気にならないということはありえないといっておられます。

 

 実際にそうでしょう。あくまでも病気になる確率を下げることができるだけであり、完全予防などというのはありえないのです。
 

 となれば、健康診断で病気を迅速に見つけなければなりません。

 

 では、どういった検査をすべきなのでしょうか。
 みてみましょう。

 

 

 

 

 最新の検診を受けて、健康に長生きする方法

 

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イラスト屋

 

 検診を受けるときは次の三つを積極的に受けよう!

 

①胸部と腹部のCT検査
②胃と大腸の内視鏡検査またはCT検査
③脳のMRI検査

 

 

 牧田氏はこれらを挙げておられます。

 順番に説明していきます。

 

 ①CT検査について

 体を輪切りにして撮影していく検査を使います。
 甲状腺がん、肺がん、肝臓がん、膵臓がん、胆嚢がん、腎臓がん、膀胱がん、卵巣がんなどの多くのがんを早期発見できます。心筋梗塞も発見できます。
 要するに消化器(食道、胃、大腸)以外のがんと心筋梗塞で命を奪われることはCT.検査を利用することでほぼなくなるのです。

 

 ②内視鏡検査について

 食道がん胃がん、十二指腸がん、大腸がんを早期発見し、切除できます。大腸の内視鏡検査(肛門からカメラを入れる)が嫌な人でもCT検査ですぐ(10分~15分)で検査が終わるので、CT検査がすすめられています。
 というのも内視鏡検査が下手な医者のせいで人工肛門になってしまう人がいるからです。

 検査のために体を壊すだなんて怖いですよね。ゾッとします。
 ちなみに便をとって血があるか確認する便潜血検査で陽性反応が出た場合はがんがかなり大きくなっているので遅すぎるといわれています。大腸CT検査を受けて大腸がんを発見しましょう。
 

 

 ③MRIについて

 脳の動脈瘤(こぶ)をみつけることができます。血栓を抑える薬で予防もできるようになっています。

 また、海馬の萎縮度から認知症を早期にみつけ、予防できます。
 

 

 ここまで見てきたように、最新の医学のおかげで、我々はこれだけの病気に対抗することが可能になっています。
 
 

 時代遅れの検査を紹介する!この三つで安心してはだめ!

 

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イラスト屋

 

 では、検査として受けても早期発見につながらず、病死してしまう可能性のある検査についてもここで触れておきましょう。
 
 

①レントゲン
バリウム
③超音波検査

 

 

 上に挙げた検査ではガンの早期発見が難しく、手遅れになる蓋然性が高いので安心してはダメです。

 

 ①レントゲンの問題について
 

 肺がんの場合、10ミリ以下でみつかると完治できるといわれています。
 しかし肺のレントゲン検査では、20ミリまでにならないと発見できない。
 それゆえに、レントゲンで発見したときにはすでに手遅れ!になってしまうと牧田氏は嘆いておられます。

 CT検査を利用すればどんなに小さなガンでも発見できる。だからこそレントゲンで満足してはまずいのです。
 
 ②バリウムの問題について
 

 バリウム検査では早期の状態の胃がんを見つけられない上に、被爆もします。
 内視鏡検査を行えば早期発見してすぐに除去することもできます。胃カメラは苦しいですが、それだけの価値はあるということです。
 
 ③超音波検査の問題について
 

 膵臓、胆管、腎臓、肝臓、卵巣がんなどを発見するために超音波検査がおこなわれます。
 しかし、腹部超音波検査では早期発見がなかなかできずに見落とされがちらしいです。
 そこで勧められているのが次の二つです。 

 

  • 造影剤を使ったCT検査。
  • 被爆せずに膵臓のところだけ細かく検査するMRICPです。


 前者は造影剤でショック状態をひきおこしたり、腎臓が悪くなる副作用があるらしいので後者のほうがいいかもしれませんね。
 

 

 さて、ここまでで必要な検査については伝え終わりました。

 だいぶ深刻な内容でしたが、ここを気にして検診を受ければ我々は健康に安心して人生を送れるようになるということです。

 昔のようにガンをただ恐れるだけではなく、対策して、早期発見すれば問題を解決できるわけですからね。

 

 おまけ:シワをつくってしまう原因

 

 最後に美容について牧田氏が語っておられます。
 重苦しい話から少し軽い気持ちになっていただくために、食後のデザート感覚で紹介いたします。
 
 顔のマッサージはしてはならない。

 

 顔は擦れば擦るほどシワが増えます。
 年齢を重ねるごとに肌の真皮にAGEが溜まり、弾力性が失われていきます。

 AGEについては↓の記事をどうぞ。

 

zunnda.hatenablog.com


 

 シワは顔なら目尻や口の周り(ほうれい線)、額、眉間など動かす箇所にできますが、これはAGE(が溜まり弾力性が低下に加えて、真皮の立体構造が崩れて陥没し肌の表面に深いシワが刻み込まれていくからです。
 

 つまるところ、エステや美顔ローラーなどで顔を擦れば擦するほど、シワを助長してしまう!ということです。
 本来なら洗顔もよくないということですね。
 そのために泡立て器で泡をつくり、肌を擦らないように洗うわけですが。

 米ちなみに、美容についてはよくきてくださるこの方のブログに詳細があったので、どうぞ。

 ↓

 

www.shirococco.com

 

 終わりに
 
 

 というわけで、牧田氏の『食事法』の紹介はこれにて終了です。
  
 前作と異なり、牧田氏は食事以外についても詳細に触れておられたところが目新しいといえますね。
 
 やはり、食事だけではどうにもならない部分というのを補完しておきたいと考えたのでしょう。

 非常に勉強になる本でした。

 では、また。ズンダでした。

↓今回、紹介した本です。ほんと勉強になります。目から鱗が落ちる医学です。

医者が教える食事術2 実践バイブル 20万人を診てわかった医学的に正しい食べ方70

医者が教える食事術2 実践バイブル 20万人を診てわかった医学的に正しい食べ方70

 

 

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↓低糖なたべものをあつかっておられます。