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どうすれば人と上手く話せるのか。
話し方が下手なあまりに相手から嫌われたり嫌な印象をもたれてしまう人います。
もしかすると、このブログを読んでおられるあなたかもしれない。
では、いったいどうすればいいのか。
実は私たちが相手から好かれる話し方には特徴があるのです。
メンタリストDaiGo『超トーク力』(CCCMEDIAHOUSE)を紐解いて、勉強していきましょう。
雑談を馬鹿にしてはならない
人と仲良くなるために-二週間に一度は気になる人とやりとりしよう-
まず、仲良くなりたい人がいた場合、どの程度の頻度で連絡したらいいのでしょうか。
ダイゴ氏は次の研究を示しておられます。
ノートルダム大学が男女200万人を対象に行った研究で、相手の行為を維持する接触回数、好意が増す接触回数、好意が減る接触回数が明らかになっています。
分岐点は、15日に1回でした。さいていでも15日に一回のペースで接触しないと好意は薄れていき、逆にそれ以上の頻度でコンタクトを取っていると好意が増していったのです。ちょっとした立ち話、たまたま一緒になったエレベーターでの雑談、挨拶代わりの短いLINEとのやりとりなどが、相手との関係を良好にし、それがソーシャル・キャピタルを高める土台となっていきます。
ちなみに、お互いに「この人と会いたい」「一緒にいたい」と思い、積極的に共に過ごした時間が200時間を超えると、心を許しあえる関係が結ばれることもわかっています。
というように私たちがテキトーに話している雑談は実は意味がないようにみえて人間関係を構築する上において非常に重要な役割を果たしています。
「飲み会なんて効率が悪い。欲しい情報があればすぐにきいて、帰れば良い」などという意見をネットでみます。
ですが、「中身のある話」をすればいいわけではありません。
気楽にテキトーなことを話すことによって、私たちは互いに好感をもてる仲へとなっていくのです。
それゆえ、ほんのちょっとしたやりとりでも大切にしていったほうがよいでしょう。
相手の心を動かす必殺技「トゥー・クエッション・テクニック」
さて、ダニエル・カーネマン博士は親密度を高める会話のテクニックをみつけました。
1.最近の出来事について尋ねる(ポジティブなものでも、ネガティブなものでもかまいません)
2.その出来事によって、どんな感情になったかを尋ねる
1に関しては皆さんおやりになるでしょう。
ですが、2はどうですか?
相手の感情を引き出すような問いをなげかけているでしょうか。
以下の会話例をみてみましょう。引用します。
「最近、花粉がすごいですよね」
「そうなんですよ。私も花粉症で、鼻と目がかゆくて」
「本当ですよね。今日は特に花粉が多い気がしますね」
「外に出た途端、『かゆっ!』となりますよね。ちなみに、何か花粉症対策ってされていますか?」
この会話では花粉症を話題に出したあと、その症状のつらさを表現することで相手の同調を誘っています。
ハーバード大学の脳波検査によれば、「おいしい食事を楽しんでいるとき」や「お金をもらったとき」と同じぐらいの興奮が起こるらしいのです。
雑談における三つの誤解
私たちは雑談する際、社交性や滑舌の良さなどを気にしています。
ですが、それよりも「相手の感情を引き出し、丁寧に聞くこと。」が重要だとDaiGo氏はいいます。
誤解① 雑談でつまずく人は、最初から会話の中身にこだわってしまう
誤解② 雑談でつまずく人は、会話のネタを自ら提供しようとする
誤解③ 雑談でつまずく人は、会話をリードしようとする
どうですか、思い当たりませんか。
私ズンダは非常に思い当たります。
このような誤解のせいで数々の出会いをフイにしてきてしまったようなきがします。
要するに、「相手にはなしてもらって、それをきく」ことが雑談の秘訣なのです。
「自分が!」と意気込む必要はありません。
話のネタもリードすることもない。
相手のことばを待って、適切に同調し、感情を引き出してあげる。
それが求められています。
会話スターターという雑談前の切り出し
ただし、会話の切り出し(opening line)はどうすればいいのでしょうか。
いくら「トゥー・クエッション・テクニック」とやらを覚えても、出だしで失敗すると、雑談自体がはじまりませんよね。
この会話の冒頭に交わされる問いかけでもっともいい切り出しをご存じですか?
それは、以下のことばです。
「今日、何かいいことありました?」
これがもっと盛り上がりやすい会話スターターランキング一位です。
「いいことあったか?」を聞けば相手は当然、感情が乗った話をするに決まっています。
あとは、それに対して「ああ、そんなことがあったんですね。どんな気持ちになりました?」と返せるので、非常にラクですよね。
なんといっても、相手自ら楽しいかったことを話してくれるわけで、こちら側は、それを肯定してあげればいいだけです。
なんの工夫も努力もいりません。
話題を広げる7つのスターターの紹介
先ほどの切り出し文句は覚えましたでしょうか。
切り出しの後も、雑談は続いていきますよね。
でも、次に何を話していけば良いのかわからないという人もおられるでしょう。
大丈夫です。
この後の会話をどうすればいいのかもスターター例があります!
では、「話を広げるスターターランキング」はどのようなものなのでしょうか。引用します。
①「最近、あなたの中で盛り上がっていることは、何ですか?」(相手の感情を引き出す)
②「情熱を持って取り組んでいることは、何ですか?」(相手のよりコアな部分を引き出せる)
③「○○さんとは、どういうきっかけで知り合ったのですか?」(親近感がわく)
④今日(今週)の出来事で、一番印象的なものは何でしたか?」(話しやすい)
⑤今週末は何をするんですか?」(誘いやすい)
⑥「ここは『美しい/かっこいい/醜い/奇妙な』場所ですね。前に、ここにきたことがありますか?」(相手の過去と感情が引き出せる)
⑦「最近の『スポーツ/テレビ番組/ニュース』はどう思いますか?』(相手の考えを知ることができる)
()の中はズンダが、後のページで補則解説されている部分を加筆した。
これら7つのスターターは相手も自分もお互いに話しやすい内容なのが特徴です。
特に専門的な知識もいらない。
日常の出来事をきいているわけです。
そのため話題に乗りやすいし、反応もしやすい。
感情的を引き出せるし、こちらも同意しやすいわけです。
自分の話を何秒していいか知ってますか?
話し方と聞き方のルール
教区心理学者のマーティ・ネムコは以下のルールを提唱しています。
【ルール①ピンポンルール】会話全体の「聞く、話す」の配分のルール
【ルール②信号機ルール】あなたが連続して話していい長さに関するルール
【ルール③一時停止ルール】話し相手の話の受け止め方のルール
その内容とは以下のものです。
①:聞く話すの配分は6:4です。
話し手6割、聞き手4割です。
なるべく話させましょう。
②:自分が連続して話してもいい時間を信号機でたとられます。
話し始めてから30秒は青信号です。
それをこすと黄色信号
一分間たつと赤信号です。
つまり、私たちは自分の話す時間は30秒以内に留めておいたほうが良いということです。
これは私ズンダも常に意識しています。
自分の話を30秒以上、通話中にすることは基本的にはありません。
30秒経つ辺りで相手に水を向けて、話させるようにしています。
③:話し相手が話おわったら、一秒ほど間をおきましょう。
相手の話に対して喰い気味に反応してはなりません。 そうしないと、相手は「この人、話をきいてくれたんだろうか?」と疑問に思ってしまいます
この中で重要なのは「信号理論」だと思っています。
相手に退屈だな、つまんないな、と思わせないためには「あいてにはなしてもらう」ことが欠かせないからです。
つまり、話す時間を意識しなければ相手の感情を害してしまう蓋然性が高いがゆえに「信号理論」は大事だと考えています。
終わりに
さて、DaiGo氏の『超トーク力』はいかがだったでしょうか。
この記事で紹介したのは会話のきっかけや広げ方である「会話スターター」でしたが、このほかにも以下のことが説明されています。
「相手に伝わる話し方」
「自己開示」
「自分のメンタルが不安なときの対処法」
「相づちのうちかた」
「声の印象」
「自宅で行う会話トレーニング」
これら全てがぎっしり詰まって、お値段たったの「1400+税」はやすいといえるでしょう。
私ズンダも手元において人との会話前に読んでおこうと思います。
ガンガン実践して、会話上手になりたいと思っているからです。
では、今日はこの辺りで終わります。
またお会いしましょう。ズンダでした。
次に紹介する本は恋愛のテクニックをまとめた
youtuber世良サトシ『脳のバグらせ方』(KADOKAWA)です。
この本と今回のDaiGo氏の本を活用して、異性とお話しし、あなたの恋を成就させましょう。