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【メディアによる男性差別は許されるのか?】男性差別について知ってみよう!

 Twitterで突如としてトレンド入りした「#普通の男」とは一体何なのか。

 見てみましょう。

 

 

 

 女が男に求めている、「普通」というもの

 事の発端は

 テレビで取り上げられた「普通の男」とはなんぞや?という問題から発しています。

 その番組で出されたフリップには以下のことがかいてありました。

・年収500万以上
・大卒
・身長170センチ以上
・正社員
・長男以外
・清潔感がある
・常識やマナーがしっかりしている

 

 これにTwitterの男性陣は阿鼻叫喚。女性が求める男性像にブチ切れます。

 「こんな男どこにいるんだ!」「これを求めるお前ら女のレベルはどんなもんなんだよ!」といった反応です。

 

 まず、普通に考えると「清潔感がある」「常識やマナーがしっかりしている」は客観的に計ることは不可能なので除外しましょう。

 その人の生理的な好みということで片が付きますし、まさに「割れ鍋に綴じ蓋」といえましょう。

 

 注目すべきは「長男以外」という項目です。

 ちょっと何言ってるのかわからない、と思われ方も多いでしょう。

 

 安心して下さい。私も何を言ってるのかわかりません。

 少し頭のおかしい人たちにアンケートをとったのかもしれません。

 

 しかし、結構前から「長男が嫌だ」という意見はちらほら耳にしたことがあります。

 

 長男が嫌な理由とは何か?

 

 ここでリアルな女性たちの意見をみてみましょう。

 そうです、「ガルちゃん」です。 

girlschannel.net

 

 どうやらガルちゃんをみていると次のことがいえそうです。

 

  • 相手の親と同居するのが嫌だ
  • 相手の親の面倒を見させられるのが嫌だ
  • 相手の親の介護が嫌だ

 

 しかし、意外に長男に対して理解のある人も多いようです。

 

  • そんなこといってたら結婚できない
  • 意外に面倒なことはおこらない

 

 といった意見もちらほらとみられます。

 

 ちなみに独身研究家の荒川和久氏によれば、年収五百万と長男の項目を除けば概ね普通、とのことです。

 ↓こちらは三島氏の文章。

gendai.ismedia.jp

 

 テレビは男性差別を助長してないか?

 

 毎回思うのですが、テレビは女性の味方をする傾向にあります。

 つまり、男性を差別することは構わないが、女性を批判することは許さないという立場であります。

 

 もしこれが、逆だったら?

 たとえば、「普通の女」と題して次のような項目があったら女性はどうおもうでしょうか。

かわいい

胸がでかい

身長は男よりも十センチぐらい低い

ヒールをはかない

スカートをはいている

男に従順

共働き

若いほどいい。

 

 どうですか。ちょっと、むかつきませんか?

 これを男は平然とやられてるわけです。

 

www.youtube.com

 

 ↑上の動画のコメント欄をみると、男性陣が挙ってキレてますね。

 まあ、好き勝手いわれて、むかつくというのは男性女性問わずあるわけです。

 

 

 ミサンドリー(男嫌い)とミソジニー(女嫌い)って知ってますか?

 

 

広がるミサンドリー: ポピュラーカルチャー、メディアにおける男性差別

広がるミサンドリー: ポピュラーカルチャー、メディアにおける男性差別

 

 

 こちらの本はアメリカに於ける男性差別の事例を紹介した本です。

 

 帯表紙にある「女性蔑視は批判されても、男性蔑視は批判されないのか」は痛烈なものがありますね。

 

 特にこのミサンドリーという言葉はあまりききなれないのではないでしょうか。

 

 9年ほど前にフェミニストである上野千鶴子氏がお書きになった『女ぎらい――ニッポンのミソジニーという本があります。

 去年、文庫化しました。

女ぎらい (朝日文庫)

女ぎらい (朝日文庫)

 

  これにより「ミソジニー」という言葉は少しは広まったのかと思われます。

 「女性蔑視」ということですね。上野氏の本によると、女性は女性でミソジニーをもっているとか。

 

 「ミサンドリー」ともなると私はこの『広がるミサンドリー: ポピュラーカルチャー、メディアにおける男性差別』以外では滅多に目にしたことがありません。

 

 こっちは「男性蔑視」のことです。 

 目にしたことがない理由というのは簡単で、日本では「男性蔑視」が話題にならないからです。

 

 無論、その気配というのはありました。

 

 5chのまとめサイトなどで「女叩き」や「フェミニズム叩き」などをご覧にった方は多いでしょう。

 

 しかし、公のメディアや著作では男はつらいよなどという言説は許されていないのです。

 

 強いていうのであれば一時期、著作を多く出しておられた男性学を研究しておられる田中 俊之氏が代表的といえましょう。

 私も一時期、「男性の味方をしてる人はいないのか?」と思って田中氏や海原純子氏の本を読みあさったことがあります。

 どれも2016年なので、この年に何かあったのでしょう。

 

 

男が働かない、いいじゃないか! (講談社+α新書)

男が働かない、いいじゃないか! (講談社+α新書)

 

 

 

 

 

 

 男性の味方をしてくれる人たちが少ないことの問題-インセルの登場-

 私も男をやっていて本当に思うのですが、男に期待しすぎる女ばかりで疲れる。

 

 男を自分の奴隷か王子様だと勘違いしておられるのではないか。

 

 王子と奴隷では身分が全く正反対ですけれども、どちらも女性の方々を満足させるために利用できるという点では同義語ですね。

 

 一方は財力がありますし、もう一方は女性が扱き使うことで充足感を得ることができるというわけです。

 

www.huffingtonpost.jp

 

 一時期、インセル達による銃乱射事件が流行りましたね。

 

 アメリカでは男性達はヘトヘトに疲れてしまっているわけです。

 自分達が何かしたわけでもないのにもかかわらず、女性に嫌われ、認められず、その上、女性の権利を向上させろと要求される。

 

 しかし、「自分たち、冴えない男たちの権利はどこにあるのか。俺たちは生きていて、何も旨みがない。女が存在している理由もない。むしろ、男の仕事や権利を奪っているだけのなのではないか?」となっているわけです。

 

 当然、冴えない男性達、弱い男達はどうすればいいのだろうか?と考えてしまう。

 そうやって追い詰められた先にあるのが、テロリズムなわけですし、「無敵の人」であったりするわけです。

 

 これは冗談でいっているわけではありません。

 現にインセルは人を殺しているわけですし、男性と女性とのパワーバランスが崩れすぎてしまえば、女性差別男性差別に変わるだけです。

 

 それは意味ないですよね?

 

 特に↓すもも氏のこのnoteは必見です。

note.mu

 

zunnda.hatenablog.com

 

 

zunnda.hatenablog.com

 

 このまま行くと、日本でもインセルのような人たちがでてきてしまうのではないか。

 それが非常に心配ですね。

 

 男性の味方をしてくれる言論人でも出てきてくれれば良いのですが。

 女性の権利拡張運動をする人々がいるわけですから、その逆がいてもいいとはおもうのですよね。

 

 実際、近頃、こういったワードがトレンドになったり、フェミニズムに対してあからさまな嫌悪を示す人々の書き込みが、まとめサイトで集録されているのをみると、男性側に立った言論人の需要は一定ありそうな気もするのですが。

 

小学生に恋愛や結婚で求められるものを教えるべきである-男女は何を望むか-

 

私の持論ですが、以下のことは小学生の段階で教えるべきだと思います。 

 

 

「男は若い女が好きである」

「女は金のある男が好きである。というか自分より上の男がすき」

 

 

 この二つで男女の諍いは頻繁に起こっているように見受けられます。

 「金のない男」対「年取った女」による言い争いはネットの花ですが、不毛にもみえます。

 

 おそらくは漫画やドラマの影響で恋愛至上主義にかぶれてしまい、誤った恋愛観を身につけてしまった初心な人たちなのでしょう。

 

 彼らは「この人と一緒にいたい」という恋心だけで、結婚できると思っている。

 

 それゆえに、金の話をされたり、若さの話をされると、激怒するわけです。

 

 「それは恋愛の本質ではない。我々はお金など求めていないし、若さも求めてない。『心』こそがすべてなのだ」と思っている。

 

 しかしながら、「相手のことを好きだから、相手と一緒になることができる」というのは単なる幻想にしかすぎない、というのが現実なわけです。

 

 

 

zunnda.hatenablog.com

 

www.newsweekjapan.jp

 

note.mu

 上のすもも氏の記事から引用します。

(1)女性は結婚相手に自分より「上」の学歴や収入を望んでいる
(2)女性は社会的地位が高まるほど結婚相手への望みが高くなる
(3)女性は個人年収が高まるほど結婚相手への望みが高くなる
(4)妻の個人年収が高いほど夫の個人年収も高くなる(逆は不成立)

  

 というように、女性は男性と共同してやっていくという気がありません。

 

 自分より上の位置にいる男をえらぶようになっているのが実態です。

 

 注目すべきは(3)です。

 

 女性は収入があがると、更に上の男性を望んでいます。

 

 つまり、「稼げない男を養ってやろう」という考えはもちあわせていないのです。

 

 

 

 私はこういうのをみると、所謂「恋愛学」のかたちで、小学生に提示していくのはわるいことではないとおもいますね。

 

 むしろ、そのぐらい早くないと人生の計画がたてにくい。

 

 高校生ぐらいなってから、「勉強して、高学歴になって、安定した職業について、お金を稼げないと、女から相手にされない!」と気づいても、凡人には挽回が厳しいですね。

 

 その厳しさについては以下の書物をどうぞ。

 

 

教育格差 (ちくま新書)

教育格差 (ちくま新書)

 

 

 

 ちなみにこの上昇婚=ハイパーガミ-とよばれるものについて、赤川氏も下記の本のなかで触れておられます。

 

 ※上昇婚とは?

 女性は男性に自分よりも上を望む。

 身長、学歴、収入、経験、技術

 これが本能的に根付いているため、女性が男性よりも優位な社会になると、女性は男性を結婚対象としてみなくなる。

 

 よって非婚化した、という考えがある。

 

  身長が高い女性と身長が低い男性-低身長男性は女性から差別されている-

 

 近頃、Twitter上で、「身長が高い女性のつらさ」を語った記事がありました。

 

bunshun.jp

 

これをよんでおもったのは「身長が低い男性も差別されてるんだよなあ」という現実でした。

 

 Googleで「女性が男性に求める身長」と調べてみてください。

 すると、多くの女性が「170~180」あたりの身長を求めていることがわかります。

 

 160台の人には人権がないことがわかりますね。

 

sirabee.com

 

 当然、日本の男性の平均身長は約169~171ほどです。

 ※最近、低身長化して169になっている。

 

 

ja.wikipedia.org

 

 

平成30年国民健康・栄養調査によると、日本人男性の20歳以上の平均身長は 168.0±7.1cmで20 - 29歳の平均身長は 171.7±5.9cmであり、日本人女性の20歳以上の平均身長は 154.5±7.0cmで20 - 29歳の平均身長は 158.7±5.7cmであった[6]。 文科省・学校保健統計調査によると2019 (令和元)年度の17歳男子の平均身長は170.6 cm、17歳女子の平均身長は157.9 cmである。1989 (平成元)年度とほぼ同じ数字であり、横ばい傾向が続いている

 

 

  ちなみに、身長によって相手を選別することは「ハイティズム」と呼ばれています。

 

 参考に広島女学院大学による「女子大生の恋愛と結婚に対する意識調査 ──理想の男性像と,男性への許容意識との関係──」という調査も紹介しておきます。

 

 男性はこれらの要素をなるべく少なくするとよいでしょう。

 

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↓低身長をウリにしているyoutuberによる調査。面白い。

www.youtube.com

 

 実は私、以前から思っていたのですが、低身長男性と高身長男性で結婚できている割合は異なるのだろうか?というのが前から気になっておりまして、データを探したことがあるのですが、見つけられませんでした。

 

 そういう調査あるのでしょうか。

 もしご存じの方がおられましたら、ぜひ教えて下さい。

 

 果たして、男性は結婚できるのか?

 

 どうすれば?

 

 と思った方は次の記事をどうぞ。

 

 

 

zunnda.hatenablog.com