どうも、管理人のズンダです。
twitterをみていて、色々おもったことが今日のネタです。
ブロガーはみんな同じ事を言う
人が褒めてくれやすい発言が世の中にはある
世の中、不思議なもので、「こういうことをいえば、みんな褒めてくれるよね?」
という発言があります。
イケハヤやマナブを見習い、そして書いていること、言っていることを盗む
私ズンダ、twitterでフォローしている人々はブロガーの方々が大変おおい。
ブロガーで著名な人と言えば、イケハヤさんや去年から有名になったマナブさんでしょう。
どちらもたいへん高名な方々で、お二人とも「稼ぐためにどうすればいいのか」を力説する記事やyoutubeでの活動をしておられます。
列挙してみますと次のような発言です。
・これからの時代は「個の時代」だから企業に頼らず一人でいきていけるようにしよう。
・もう日本はオワコンなので、海外でいきられるようにしよう。
・副業をもつようにしよう。
・人と比較しないようにしよう。
・誰かに文句をいわれても気にしないようにしよう。
・愚痴を言っているだけの奴はあなたに嫉妬しているだけである。
・とにかく行動しよう
・サラリーマンは馬鹿
といった発言です。
発言内容は昔からある自己啓発本と変わらない
また、こういった主張を支えるために「心の在り方」についても頻繁に話しておられます。
私なんぞも「なるほどな~」などと思って聞いております。
「なるほどな~」のニュアンスとしましては、自己啓発本などと言っていることは全く同じだけれども、「とりあえず、成功者だから、すごいことを言っているんだろう」と思えるからです。
「ノマド」ってことば、覚えてますか?
個人的には「個の時代」とか「サラリーマンはオワコン」という話題は、一昔前に有名だった 安藤美冬氏を思いだされます。
ブログを読んでいらっしゃる皆様は彼女のことを覚えておられますでしょうか。
彼女は「ノマド」=遊牧民」という生き方を提示することで著名になりました。
いってしまえば、「企業に属することなくフリーランスとして会社を渡り歩いていく人物」のことです。
冒険に出よう (U25サバイバル・マニュアル) (U25 SURVIVAL MANUAL SERIES)
- 作者:安藤 美冬
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2012/11/29
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
彼女よりも更に遡ると、篠原涼子主役の『ハケンの品格』というドラマがありました。
これも非常に有能で、色んな会社を渡り歩く派遣労働者の主人公が正社員よりも活躍していく物語でした。
このドラマ、視聴率も好調で続編の噂がまことしやかに囁かれていたのですが、結局、つくられないままだったのですが、どうやら今年の四月から「ハケンの品格2」が放送されるようです。
おそらく、副業と絡ませた物語になるのでしょう。
有名youtuberやブロガーになれることはまずありえない
正直、彼らやドラマで描かれていることが正しいかどうかはわかりません。
いや、ぶっちゃけいえば、彼らのようになれる人は数%もいないので、「正しくはない」のです。
私もyoutubeやブログをやっておりますが、あのレベルになることはおろか、底辺youtuberになることすら無理だと思っております。
現状、日本がヤバいのは間違いない
しかし、デフレを20年以上続けているにもかかわらず、緊縮財政かつ消費税を上げ、完全に誤った政策をしている国なので、こういう発言をする他ないのもよくわかります。
海外の経済学者の間では日本の現状は「Japanization」(ジャパナイゼーション」とよばれております。
なぜだか、世界で一国だけずっとデフレを続けてる馬鹿な国ということです。
そんな国はもちろん、経済が縮小していき、働いても働いても暮らしが楽になることもなく、安定した人生を送ることもできず、終わりを迎えていくわけですね。
政策のデタラメによる日本経済の弱体化が「個の時代」をすすめてしまった
事の本質は「政府による経済政策の失敗」にあるのですが、日本人は「自己責任論」が大好きな上に、「政府ってなあに?」という水準なので、国の経済政策と自分の生活とが密接に繋がっていることに全く気づいておりません。
「国のせいにするな」という発言をみます。
しかし、こういった発言をする人は基本的に「無政府主義者」なだけです。
いってしまえば、日本を無政府主義にしたくてしょうがない人間が書き込んでいるのだと想像がつきます。
私も自分の将来を考えます。
たぶん、将来は「生活保護」だろうなと考えるぐらいです。
ところで、私はイケハヤ氏やマナブ氏のような成功者がかくの如きことを言うのは別に良いのですが、まだ何もなしていないブロガーが同じようなことをいってしまうのは「さすがにちがうだろ」と思っています。
ブロガーをやっていて、イケハヤ氏やマナブ氏のことを知らない人はまずいません。
彼らを参考にして、ノウハウを学び、自分も彼らに近い存在になりたいと誰もが思っています。
しかしながら、問題があります。
殆どの人は彼らに「近い」存在にすらなれずに消えていくということです。
皆おなじようなことを書き込む不気味なタイムライン
私ズンダは一時期、フォロワーを増やすためにひたすらフォローをしていました。
そうすると、ブログ関連のフォロワーが増えていきます。
最初はみんな意気揚々と書き込みます。
次のようなことをです。
・自分を信じて頑張ろう!
・未来を決められるのは自分だけ!人のせいになんてしちゃいけない!
という、現代日本の邦楽によく見受けられる歌詞のようなことばが並びます。
最初に見たときはbotなのかともおもったのですが、どうやらそうではないようなのです。
自分を励ますためにこういったことを呟いていると考えれば、納得はできます。
ブロガーは、アクセス数が伸びるのか、紹介している商品が売れるのか、不安でしょうがないからです。
ところが・・・
いつのまにか消えてしまうブロガーたち
本当に驚くのですが、ブロガーは突然、消えます。
さきほどから紹介してきたあの言葉はどこへいってしまったのでしょうか?
・夢は努力すればかなう!
・他人から何をいわれても、僕は自分の好きなことをやる
・フリーランス、最高!
こういったことをどんなに書き込んでも、現実は残酷ですね。
アクセスが伸びない、思ったよりも稼げない・・・
そんなことに気がつきはじめ、いつしか、パタッとブログの更新を止め、twitterからも消えてしまうのです。
たまにフォローした人のことを思い出して、その人のtwitterをみてみます。
すると、数ヶ月も書き込んでいなかったり、ブログURLがいつのまにか削除されていたりする。
こんなことはザラにあります。
「国破れて山河あり」といいますが、形跡すら残らなくなるのがネットの世界なのです。
今どこで何をしているんでしょう。
有名な人はとくべつ優秀であるという事実を何故、認識しないのか
馬鹿にしていたはずの「サラリーマン」にでもなったのでしょうか。
いや、成れたならまだましです。
路頭に迷って、人生そのものから消えてしまっているのではないか。
そう考えると、つらいですね。
まともな頭をしていれば、正社員として雇われ、人生がエスカレーター式にすすむことがどれだけ幸せなことかわかるのではないでしょうか。
凡人である認識をもつことー加藤純一という人物は妄想をぶち壊す力がある
私たちは凡人なのですよ。もしかすると、凡人より下かもしれません。
才たけたホリエモンやメンタリストDaiGoのような人間ではありません。
彼らを「見習う」といいますが、どこを「見習う」つもりなのですか?
あなたは東大に入学した経験があるのですか?
あなたは慶應義塾大学を卒業した経験があるのですか?
私が最近、好きなyoutuberに加藤純一という人物がいます。
彼の放送を切り抜いた動画集までつくられるほどです。
メンタリストDaiGoは天才、見てるやつはパカ【2019/10/31】
特にこの動画を先々週に見たときは、嬉しかったものです。
中身は「賢い人の真似をしても、君らは彼らのようにはなれません」と至極まっとうなことを述べた動画です。
「綺麗事」をいわず、「本音」を吐くところに加藤純一の魅力があるのだと再確認しました。
彼は世の中の「賢しい考え方」を全部ひっぺがえしていく力のある人なのです。
勝ち逃げする有名ブロガーの戦略とは何か
正直言えば、大量にお金を稼いだ有名ブロガーたちが次に何をするのか、
私にはだいたい読めています。
「自己啓発系の発言をあまりしなくなり、表舞台から姿を消す」
これが理想的な勝ち逃げの仕方です。
というのも、「〇〇みたいなやりかたをしていれば、うまくいきます」といくら夢をみさせるような発言をしていても、成功できる人は極わずかしかいません。
その他おおぜいの人たちは失敗します。
そして、自己啓発系yotuberを徐々に憎むようになっていきます。
当然、挫折した人のほうが多いわけですから、多くの人から恨みを買われるようになっていく。
すると、今までのような綺麗事をいっていても、響かなくなっていくんですね。
挑戦に敗れた方々は、相手の話を聞かなくなります。
そして、彼らが恨み節をネット上で流し、ネットではそのyoutuberの悪評だらけになっていく。
いつのまにか、自分が崇めていた本尊とでもいうべき高名なyoutuberやブロガーが、餓鬼のようにみえてきて、足で踏んづけるべき相手に変わってしまうのです。
とりあえず、こういっておけば・・・はやめて、等身大の自分をみよう。
そのため、私たちは有名人をみるより、自分の身近な人間を観察したほうがいいのかもしれません。
自分と近いところにいる尊敬できる先輩や同僚。そこまで能力差はない市井の人々。
その人達こそ我々が見るべき対象なのです。
では、また、ズンダでした。
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